家 売却

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保険料や保証料が戻ってくる

不況の昨今、月々のローン返済が困難となり、泣く泣く夢のマイホームを手放される方は大勢おられます。その場合、ローンが完済出来れば御の字!!そう自分で自分を納得させておられる方も多い事でしょう。
でも、家という大きな物を売るのです。全く利益0ではありません。事実、ローン完済が出来れば、保険料や保証料などなど、戻って来るお金もあるのです。

 

住宅ローンと保証人

 

昔は住宅ローンを組んで家を買うには、保証人が必須でした。でも、今では、そんな煩い事を言う金融機関はありません。でも、何千万もの多額のお金を、いくら不動産という大きな担保があるからと言って、誰の保障もなく銀行や信金が貸すなんて、おかしいと思いませんか?
実際問題、もし主が突然自己や病気で亡くなったらどうなるでしょうか? また、例えピンピンしていても、失業して無収入に陥る事も今の時代、十二分に有り得ます。さらに、地震や火災などで担保物件がダメージを受け、住む事も出来ないが、高値で売る事も出来ないという事態が発生する可能性も低くはないでしょう。

 

そこで、そういう万一の事を想定し、大半の金融機関では、保証人は要らない代わりに、様々な保険への加入を義務付けています。そして、それを初期費用や返済金に上乗せするという形でしっかり徴収しているのです。そう言えば、最初にそんな説明を聞いたとか、手続きをしたなぁと思い出された方は多いのではないでしょうか?
となると、早期にローン返済が終了した場合、それらはどうなるのか? 気になりますよねぇ!?

 

団信はどうなる?

 

金融機関として最も怖いのが、債務者の死亡や再起不能でしょう。そこで、それに備え、団体信用生命保険への加入を指示されたはずです。実際にはこれは、指示と言うより命令に等しく、持病があると家が買えないと言われるのはそのためなのです。
しかし、この団信は、あくまでも住宅ローンの残高を残したまま他界したり、寝た切りになってしまった時に完済されるというものですから、ローン返済が終了すれば、以後は不要という事になります。真っ先に清算して欲しいところです。

 

ですが、残念ながら、基本的に団信は、早期完済しても、残りの期間の保険料が戻って来る可能性は極めて低いと思っておかれた方が無難でしょう。勿論、ローンがなくなった段階で解約となり、その後の保障は受けられません。にも関わらず、中途解約による返戻金はないというのが実態で、正しく定期掛け捨て保険なのです。故に、安価な保険料で高価な補償が実現されるのだと理解し、ここはきっぱり諦めるのが賢明だと言えそうです。

 

火災保険や地震保険はどうなる?

 

金融機関としては、次に怖いのが、火災や地震といった災害で、担保物権となる住宅が大きなダメージを受ける事です。最悪、全焼や全壊で価値が0円になる事も有り得ます。
そこで、団信とともに、ほぼ強制的に加入させられるのが火災保険で、今は地震保険も特約として付帯させるところが増えました。しかも、賃貸物件の場合は、1年契約や2年契約で、都度更新という事になりますが、住宅ローンを組んで家を購入した場合、最初にローン期間中の保険料を一括で支払うのが基本です。そのため、例えば年額の保険料が1万円の火災保険に加入する場合、35年ローンを組めば、1万円の35年分という事で35万を徴収されます。

 

ところが、15年経過したところで家を売却する事になりました。すると、残りの20年分の保険料は不要という事になります。さあ、このお金はどうなるでしょうか?
実は、ここが団信との大きな違いで、保障を必要としなくなった期間の分は、きちんと清算して返金してくれます。つまり、このケースだと、20万円の保険料が戻って来る訳です。
ただし、必ず保険会社の手数料が含まれていますので、それは差し引かれるでしょう。また、実際の返金額は、保険会社や契約によって異なりますので、中々こう単純に返金額が明らかに出るものではありません。おまけに、この火災保険の還付は、あくまでも自己申告とされていて、放置しておくと掛け捨てになってしまうのです。
ですので、取り敢えず家を売却する事が決まれば、保険会社に連絡し、その旨を伝えると同時に、解約手続きをする事が絶対条件です。そうする事により、先払いした保険料が戻って来ます。

 

信用保証料はどうなる?

 

一見、真面目な人相手なら、団信と火災保険さえ加入しておいてもらえれば安心のような気はしますが、やはり金融機関としては、念には念をという事なのでしょう。万一、ローン返済が滞った時の事を考え、保証人を立てるか、信用保証契約を結ぶか? 二つに一つという選択肢を突きつけます。この信用保証契約というのは、保障会社に保証人になってもらうシステムで、銀行にとっては立派な保険の一つです。債務者は、身内から保証人を探す必要がない代わり、高額の手数料のようなものを支払わなければなりません。そして、この時治めるのが「信用保証料」です。
当然、35年ローンを組めば、35年間お世話になる事になり、それに見合う保証料を請求されます。また、借入額や債務者の信用状況によっても、その金額は変わります。同じ35年で3,000万円の返済でローンを組んでも、方や60万円、方や100万円なんていうのは珍しくありません。

 

けれど、15年目でローン完済した場合、当初の約束の半分もお世話になっていない事になります。それであの保証料は納得出来ない! そう思って当たり前です。
という事で、誰もが返金を求めるのが信用保証料! ですが、こちらは申告せずとも、ローン完済の手続きが完了すると、きちんと計算され、自然に戻って来るお金となります。ただし、その額は契約した金融機関と保証会社が独自に定めるもので、一律ではなく、年割り計算にもならないというのが実態です。基本的に30パーセント前後と思っておかれた方が無難でしょう。それでも、100万円の3分の1となると30万を超える訳で、先の火災保険と合わせると、50万円近いお金が戻って来る方もおられるのです。

 

この保証料と先の火災保険料については、借り換えや住み替えで、一旦既存のローンを完済し、新たにローンを組む際でも同様です。むしろ、そうなれば、再び保証料や保険加入が必要になる訳で、その際に大いに役立ちます。
という事で、家を売却する際には、改めて最初に支払った諸費用をチェックし、返金される可能性のあるものは見逃さないように、きちんと対応しましょう。